2021-7-6 火

放課後サポート教室 長柄小学校の益田校長と田中先生

葉山町提供「わっしょい!葉山」

今日は、「学びをとめない 放課後サポート教室」について長柄小学校の益田孝彦校長と、長柄小学校で放課後サポート学習教室を毎日軸になって担当されている田中佳子先生にお話いただきました。

                

きっかけは、葉山町教育委員会が休業期間等を通し、学ぶ機会を失った児童たちの学びを止めないために、昨年の7月に一色小学校を会場に、サポート学習教室を開くことを知ったことです。 その時、長柄小学校の児童は参加したくても遠くて参加しづらいだろうなと思い、長柄小学校でスタッフをそろえて放課後サポート教室を開くことを許可していただいたことに始まります。すぐに計画を立て、学習指導員さん達の了解を得て、長柄小学校独自サポート学習教室の応募に踏み切りました。 昨年6月29日(月)~ 7月31日(金)  平日の、放課後 午後3:30~4:50  申込者は60名で始まりました。  

町の教室は7月で閉校となりましたが、長柄小では継続を望む声が多くあり、学習指導員の先生方の意欲も高く、2学期以降も教室は続きました。2学期は52名の参加で12月24日まで実施しました。3学期は55名の参加で始まりましたが、4日間実施できただけで緊急事態宣言のため開催中断となりました。しかし、緊急事態宣言がなければ、年度末まで教室を開催できていたので残念でした。

毎回参加申込書には親御さんの期待や感謝の声が数多く寄せられています。 また、子どもの様子としては親の希望で参加したため積極的な児童に後れをとった感じの児童も混ざっていましたが、全体的には意欲のある子どもたちが中心となって楽しく頑張っていたように感じると。

田中先生は、昨年度一色小のサポート教室を担当されたお一人です。町主催の教室の児童の様子をうかがうと・・「一色小学校では、3つの小学校の様々な学年の子どもたちが集まってきたので、はじめはややみんな緊張気味で、静かに取り組んでいました。とはいえ、回数を重ねるごとに、学校や学年を超え、仲良く一緒に勉強する微笑ましい場面を見られたことを覚えています」

長柄小学校では今年度も教室が継続していますが、昨年度から変えたことは、参加資格がやる気重視になったこと、その他の変化は、月曜日から金曜日まで毎日指導してくださる田中先生をお迎えできたことです。場所も、図書室に会場を移し、参加人数も1日10人弱に絞れているので、緊急事態宣言下でも継続できる体制になりました。図書室にコピー印刷機能のプリンターが入ったことで、大変機能的にもなりました。  

今年度の子どもたちの様子について、田中先生は「嬉しそうに飛び込んでくる、元気な子どもたちのやる気に助けられています。なかなか復習できなかったところや、いまさら恥ずかしくて言い出せない、3桁のかけ算、あまりの出る割り算を、この教室ではじっくり時間をかけています。あくまでも、本人が苦手なところを、自分で意識して取り組むことを大切にしています。  最近では音読練習も盛んです。なんとなく周りに人がいることが、よい緊張になって、どんどん上達して、自信を深めているように思われます」

益田校長は サブでお手伝いいただいている元校長先生の指導員さんと、「昔夢見た理想の形に近いですよねと語り合ったことがあります」私も同感です。今長柄でやっているサポート学習は、誰が校長になっても、継続していける体制・実績ができあがったと思います。去年・今年に限らず、これからも続いてほしいなと強く願います。

今後は、今でも時々見られる光景ですが、上級生が下級生のサポートに入ったり、お互い教え合ったりして、人に伝えて学びを深める教室を目指しています。  また、他の子の頑張りを見て、自主的に自分も頑張る姿が見られる教室になっていくことを願っています。

最後に益田校長がお話していた7月21日葉山小学校での「サイエンスショー」、先生はサイエンスショーマン?どんな感じかな。私も見てみたいです!