2021-9-16 木

「ポリオ撲滅キャンペーン」国際ロータリー第2780地区の石田隆さん

10月24日は 世界ポリオデー!ポリオ撲滅キャンペーンについて 国際ロータリー第2780地区 第2グループ (鎌倉・逗子・葉山エリア)ガバナー補佐 石田隆さんにお電話インタビュー。

国際ロータリー第2780地区は、神奈川県の横浜市・川崎市を除いた全エリアを指します。 活動の目的はさまざまな職業をもつ人や市民のリーダーが「世界を変える行動人」となり、その経験と知識を生かして社会奉仕活動や人道的活動に取り組んでいくことです。

主な活動は 国際的な活動は、ポリオの撲滅活動、そして地元に関しては、地域のニーズに合った人道的支援や青少年育成プログラム等があります。

コロナ禍での最近の活動はは  地元では 逗子RCが7/17に逗子文化プラザで開催した「えのすいと考える逗子の海と生き物セミナー」を開催し、小学生に逗子の海の現状について一緒に考え、環境保全の大事さを理解して頂きました。 またコロナの影響で延期となりましたが、第二弾としてえのすいのスタッフと行く逗子の磯探検、さらに逗子小坪の漁師さんのご協力による漁師体験も計画しています。

さて10月24日は世界ポリオデー。 ポリオとは、ポリオウイルスによって引き起こされ、手足に急性麻痺が現れる病気です。 かつては小児期の麻痺性疾患として代表的な病気であったことから、「小児麻痺」という別名が使われることもあります。 ポリオウイルスは人から人へ感染し、最も多いのは汚染水を通じた感染だとお言われています。

世界に目を向けると、1980年代末の時点で、毎年35万人の子どもがポリオウイルスによる身体まひの犠牲になっていましたが、その後のワクチン接種により減少し、数年前まではパキスタン、アフガニスタン、ナイジェリアで流行が続いていましたが、今年の調査では2か国:パキスタンとアフガニスタンで各1名の発症が確認されたのみで2名にまで減少しました。

ロータリーとそのパートナー団体(WHO、ユニセフ、米国疫病対策センター(CDC)、ビルゲイツ財団など)は、これまで世界中25億人以上の子どもにワクチンを投与する活動を行ってきました。 しかし、世界からポリオを根絶しない限り、今後10年以内に、世界での年間発症数は20万件に上ると予想されています。 ポリオの常在国はわずか2カ国ですが、ポリオの発症がどこかで起きている限り、感染の危険は世界中の子どもに及ぶことになるからです。

10月24日を世界ポリオデーとして全世界のロータリークラブやパートナー団体がEND POLIOを実現するために一斉に撲滅キャンペーンで啓蒙活動やワクチン投与を行います。

国際ロータリー第2780地区としては 7年前より有志が毎年インド・ニューデリーに行きポリオワクチン投与を行っています。そして、地区内各クラブがポリオ撲滅キャンペーンや募金活動を行ってワクチン投与のための資金としてご寄付しています。 また逗子では毎年市民祭りの逗子RCブースで啓蒙と募金活動行ってきました。

                 

今年進めているのは 国際ロータリー第2780地区では「国際POLIO Day in D2780」として 横須賀・逗子・葉山・鎌倉エリアでは、10月初旬より2カ月、京浜急行バスのご協力を頂いて180台のバスに中吊り広告を実施します。 また、9月1日より12月中旬まで神奈中バスでは1200台、箱根登山バス、電車、伊豆箱根鉄道で200台に中吊り広告を実施。

                

また9月12日より神奈川中央交通バスの12営業所において1台ずつラッピングバスによるバスジャック(車内の広告を全てEND POLIO一色にする)を行います。 9月初旬から11月初旬も期間、バス会社のご協力のもと、地区内の全バス路線で中吊り広告によるエンドポリオの啓蒙活動を展開します。

最後に「永年、ポリオの常在国でない日本の皆さんは、POLIOと聞いても直ぐ理解して頂けないかもしれませんが、街中やバスでエンドポリオの広告を見かけたらロータリークラブは「ポリオを恐れず暮らせるような世界を実現する」ことをゴールとして活動し続けていることをご理解頂きたいと思います。 また駅前などで募金活動をしているRCもありますので、その際はご協力をお願いしたいと思います」