2021-9-28 火

「ぬか床」株式会社TAC21代表・田耕邦子さん

「ハートフルライフ」

本日のゲストは株式会社TAC21・代表 田耕邦子さん。湘南ビーチFMマガジン62号掲載中です。

                

TAC21といえば自然食製品で有名です。アカモク製品をはじめ様々な自然食製品を取り扱っています。スズキヤ逗子駅前店のレジ手前にもコーナーがあったり、小坪の披露山入口にも、にんじん屋さんの大きな看板が目立っています。

 逗子市商工会さんの紹介で近くの小坪漁港でとれる栄養豊富で海藻の王様と言われる逗子の産品アカモクに出会い、地元漁師さんの獲ってくるアカモクを自社の庭で2日間天日干しした「天日干し あかもく」をはじめ「アカモク醤油」、「あかもく昆布塩」「あかもくと国産野菜のブイヨン」などの食品類やアカモクをエキスにして、庭で飼っている日本蜜蜂の蜜など全て食品由来のリップクリームや化粧水、美容液、クリームなど現在22品目のアカモク商品を販売しています。

                

今回は新製品、逗子小坪産キャベツウニ殻カルシウム入り「ぬか床」をご紹介いただきました!

新たな商品の誕生には?小坪漁港で新たな挑戦が始まり、ご存じの方もあると思いますが、キャベツで育てたキャベツウニです。そこで、剥いたウニはスズキヤさんで販売し、TAC21ではキャベツウニの殻の担当に。殻を何とかして利用できないかと、水産試験場の臼井さんや各種文献も調べて、殻の焼成法などを調べ、釜で700℃、1200℃と2度の焼成が必要である事が分かりました。 それには自社に電気釜の設置が必要になり、少し時間が掛かるため、今は窯元に頼んで焼成しています。はじめ釜で焼いたウニ殻は灰色で苦みがありましたが、高温の2度焼きで、純白のきれいな白い粉になり、味もマイルドで癖がないカルシウムに仕上がりました。 その成分を調べたところ、ウニ殻は吸収がよくとても良質なカルシウムであることが分かりました。 そこで、昔から漬けていたぬか床に入れてみてはどうかと思い早速試しました。水産試験場の臼井さんによると全体の5%のウニカルシウムを入れると品質が安定して日持ちもよくなるそうです。

今回商品化した「ぬか床」は農薬や化学肥料を使わず栽培した米糠をベースに、ビタミンB群が豊富で肌によいとされる岡山産のハト麦やアカモク、玄米胚芽や乾燥酵母の他、きざみ昆布、かつお削節、国産乾燥椎茸を入れ、グルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸と天然素材の旨味成分3種が揃ったおいしいぬか床に仕上がりました。

私も試食させていただきました!塩加減、ぬかの香りもほんのり丁度良く本当に美味しかったです。

ぬか漬けの作り方も簡単!!こちらの製品は醗酵を促す乳酸菌や酵素生産菌が入っているので、500CCの水を加えて手で混ぜるだけで、機能性豊かなぬか床が完成。混ぜたその日から野菜の漬け込みができ翌日には美味しいぬか漬けが出来上がります。 分析した結果、通常のキュゥリぬか漬けに比べてビタミン以外にも鉄分が1.3倍、マグネシウムが3.3倍、カルシウムが1.1倍、カリウムが1.9倍とそれぞれアップしていました。 きゅうり、大根、かぶ、ナス、ピーマン、パブリカ、オクラなどお好みの野菜を洗った後そのままか、ほんの少量の塩で軽く揉んで漬け、8時間以上お好みの漬け具合でお召し上がりください。 簡単でかつ袋が容器にもなるのですよ。

購入方法は 地元逗子のスーパースズキヤさん、置地廣場さん、小坪の披露山入口に営業所兼実店舗、にんじん屋で またオンラインストアでもご購入いただけます。

TAC21は卸が主体なので、全国各地で生産している自然食材が2000種類以上もあります。ぬか床はにんじん屋に置いてあるその中の一部ですが、カタログもありますので、スタッフにおっしゃって頂ければ、お持ち帰りいただけます。 一部お菓子のご試食や商品説明もさせて頂きますので、是非お立ち寄りください。

TAC21HPコチラ