2021-11-16 火

「ICT学習について」葉山町教育委員会 ICT支援員の鈴木麻未さん

葉山町提供「わっしょい!葉山」

今週は、今年度より町内公立学校で導入されたICT学習について  葉山町教育委員会 ICT支援員の鈴木麻未さんにお話いただききました。

                

全国の児童・生徒一人に一台のコンピュータと高速ネットワークを 整備するという文部科学省のGIGAスクール構想に基づき、 葉山でも今年の4月よりグーグルクロームブックが支給され、学校での活用が開始しました。

ICT支援員は 昨年度から導入の準備に従事し(アカウントやWi-Fiの設定・マニュアル作成など)、 今年度4月からは鈴木秋穂さん、木下智美さんとの3人体制で各校に配置され、授業内での端末操作支援をしています。

導入初期は  PCの操作習熟度には個人差があるので、電源の入れ方やタイピングの基礎からはじまり、 検索の仕方や使用している教育ツール(主にグーグルとロイロノート)の操作方法などを 児童生徒のみならず、時には先生方への指導にもあたったそうですが  夏休み明けには全校で家庭と学校をつなぐオンライン授業を体験。小学校(主に低学年)では端末をGミートにつなぎ先生やクラスメイトと 顔をあわせてコミュニケーションをとることができました。中学校では科目に応じて先生がオンライン授業の準備を進め、オンライン上でも授業を実施しました。

保護者や児童・生徒の様子 についてもうかがいました。保護者・家庭には端末持ち帰りにあたり、Wi-Fiの設定や家庭での端末管理の補助を依頼。 児童生徒の端末操作習得のスピードは早く、課題だったタイピングもタイピングゲームなどで上達。 おおむね多数の児童・生徒が端末を使用することについて肯定的な感想をもっている印象とのこと。

今後については 端末の教育への導入は端末操作を習得することがゴールではなく、 端末のメリットを活用することで「深い学び」を得ることが重要。 授業や個人にあわせた活用方法がどんどん生まれて行くことに期待しているとお話くださいました。

鈴木麻未さん、とてもわかりやすくお話くださり、きっと児童・生徒も楽しく学べているのだと思いますよ。