2022-3-11 金

Pachamama LOVE THE BEACH

こんにちは江刺家愛です。

東日本大震災から11年目の3月11日。

薄れつつあるあの時の状況、繋がりの大切さ、防災意識など、忘れない為に、

当日の海の様子を振り返ってみようと、ハーバーやマリンショップの方にお聞きしました。

先ずは、葉山マリーナの山田さんにお聞きしました。

1回目の地震の後、ハーバー敷地内で船を係留しているところでは、

水位が急激に1メートルほども下がりました。桟橋もグッと低く下がり驚かれたそうです。

船を下すクレーンも大きく揺れました。

ヤード内にいたスタッフは、部屋のドアの枠がぐにゃりと歪んだかのように見えたとのこと。

海は、海面が一気に潮が引き、そして大きく戻り、また引くの繰り返しでした。

当日、葉山マリーナ周辺の海では、その時間は船は1艇のみ出ていて、

すぐにハーバーへと向かいましたが、葉山マリーナは停電でクレーンが動かず、

その為にこの船は葉山港へと向かい、スロープを使い人力であげられたそうです。

今、葉山マリーナでは毎年、スタッフ全員での避難訓練、災害訓練を行っています。

プラザ棟のスタッフはお客様の誘導をするべく、葉山マリーナからの避難経路、避難場所を確認しているそうです。

津久井浜海岸について、ウインドサーフィンショップ・ティアーズの香村プロにおきしましたところ、

当日の津久井浜海岸は、地震直後から今まで見たこともないくらい、潮が引き始め、

ビーチからおよそ100メートル前後のところにある、津久井浜のポイントブレイクの平らな人工リーフが

全て見えるほど、潮がひいたそうです。

当日は、風も海面もコンディションが良く、多くのウインドサーファーが海に出ていましたが、

防災無線の呼びかけと共に、伝言にて全員無事のすぐに、帰着できました。

この伝言とは、浜からセイルケールなど大きなもの・長いものを振り回し、

何かが起こった事を伝え続けたそうです。

そして出来るだけ高い所へ移動したとのこと。

逗子ウインドサーフィンショップの真壁さんにもお聞きしましたところ、

逗子の田越川が、地震直後から夕方まで、水位が激しく上下し続けました。

水が下がった時では、まるで小川が流れるかのようになり、上がった時には、

護岸の壁を越えてしまいそうなほどだったということ。