2022-6-30 木

「ブルーフラッグ」取得の逗子海岸について逗子市経済観光課・宮上敦久さん

今日も熱中症にご注意を!!

明日は 逗子海水浴場 海開きです。開設期間は 7月1日から9月4日までを予定。ということで 今日は 逗子市経済観光課の宮上敦久さんをお迎えしました。

              

まず逗子海岸が「ブルーフラッグ取得」についてお話いただきました。

ブルーフラッグとは、海辺の国際環境認証で、世界で最も歴史ある国際認証制度の一つです。  世界48か国、5000か所以上で取得されていますが、国内では鎌倉の由比ガ浜海水浴場や藤沢の片瀬西浜鵠沼海水浴場など5か所が取得していて、逗子海水浴場が6か所目となります。 認証取得には、水質・環境教育と情報・環境マネジメント・安全性・サービスの4つの分野、33項目の厳しい基準を満たさなければこのフラッグを掲げることができず、毎年その基準をクリアし、更新する必要があります。

逗子海水浴場は国内で6番目、 そしてリビエラ逗子マリーナでは、マリーナでアジア初のブルーフラッグ取得となり、アジアで初めて逗子がビーチとマリーナでの同時取得となりました。

認証取得のきっかけとなったのは、海の家の組合である逗子海岸営業協同組合からのブルーフラッグ取得の要望でした。以前から環境に優しい洗剤の使用や使い捨てストローの廃止に取り組まれていた海岸組合さんが、将来の世代へキレイな海岸を残したいとの思いから、市に要望をいただきました。 市としても将来にわたり良好な海水浴場の環境を維持することはもちろん、世界基準の環境に優しい海水浴場として市内外にPRすることにより、イメージアップ・シビックプライドの醸成につながると判断し、ブルーフラッグ取得を目指すこととしました。

認証取得に向けては、水質調査・安全リスク評価・バリアフリー調査を実施し、ブルーフラッグの基準に合致しているかの確認を行いました。結果は良好でしたが、さらにより良い海岸にするにはどうしたらいいかを調査結果などから考え、今年度も取り組みを進めています。 分かり易い例で言うと、車いすを利用される方が普段使っている車いすに乗ったまま海にアクセスするためのバリアフリーマットの導入や、海岸公衆トイレへのロールタオルや石鹸の設置、環境教育プログラムの実施などがあり、どれも海岸組合さんのご協力で実施できるものです。

今後は、既に海岸の環境を守るために取り組まれている多くの関係者の方々の旗印としてブルーフラッグを活用していきたいと考えています。そのために今年はまず海岸関係者や市民の皆さまにブルーフラッグを知っていただくための活動に注力していきます。また、毎年の認証の更新に取り組んでいく中で、より良い海岸にするために改善できる部分に積極的に取り組んでいきたいと考えています。

そして!7月2日(土)18時~21時に 逗子文化プラザなぎさホールで ブルーフラッグが海岸の環境活動の旗印となるためのキックオフイベントとして、ブルーフラッグ認証取得記念シンポジウムを開催します。

                

第1部の基調講演では、ブルーフラッグとはなにか?や逗子市における取り組みの講演があります。第2部の事例発表では、逗子海水浴場での取り組み、リビエラ逗子マリーナでの取り組みの発表に加え、市内の小学生と東京大学がタッグを組んで取り組んだマイクロプラスチックの研究発表があります。最後に第3部では、市長や組合長、リビエラ逗子マリーナの小林社長、ライフセーバー、車椅子のユーザー、さらには特別ゲストとして逗子市広報大使である石原良純さんにもご登壇いただき、パネルディスカッションを行います。

シンポジウムは、参加費無料で事前申し込みも不要なので、お気軽にお越しください。逗子海岸の将来を考える機会として、皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

今年は 海の家、例年より少ないようですが、ウォーターパークも設置。 開設期間中は海の家はもちろん、逗子海岸ウォーターパークも設置されます。安全で快適なファミリービーチとして、是非お子さまに楽しんでいただければと思います。また、市内の小学生が利用料無料となるビーチクリーンのイベントなども用意されているとのことですので、詳しくは逗子市観光協会HPご確認ください。   

逗子海水浴場に遊びに来られる方にお願いです。逗子海水浴場では、条例により砂浜での飲酒・バーベキュー・他の人を怖がらせるタトゥーや入れ墨の露出・音楽スピーカーの使用が全て禁止されています。また、今年は海の家を含めて紙巻きたばこが禁煙となります。加熱式たばこは専用ブースか海の家で吸うことができます。これらのルールを巡回している警備員から何度注意を受けてもお守りいただけない場合、警察官立会いの下退場勧告を行うこともありますので、ルールを守って他の利用者の方の迷惑にならないようご注意ください。

なお、熱中症の危険もあるので砂浜でのマスク着用は推奨していないということです。  

最後に「昨年は新型コロナウイルス感染症のまん延により途中休場となった逗子海水浴場ですが、今年は安全に夏期を通して運営していきたいと思いますので、どうぞ皆さまご理解とご協力をよろしくお願いいたします」と宮上さん。

そして今日のデイリーインフォメーションでは

昨日から始まったスズキヤ120周年大創業祭。二日目の今日は、逗子駅前店より店長の久保稔さんに電話ご出演頂きました。