2022-10-12 水

Cold War II~昭和110年の冷戦~劇団「不完全変態~hemimetaboly」如さん

逗子アートフェスティバル2022参加企画 「Cold War II~昭和110年の冷戦~」11月5日(土)に シネマアミーゴで開催されます。劇団「不完全変態~hemimetaboly~」メンバー・ 如(にょ)さんをゲストにお迎えしました。  ※不完全変態って?と思ったのですが・・サナギの姿を経ずに幼虫から成虫になる原始的な昆虫の変態様式のことだそうです。

               

 

劇団「不完全変態~hemimetaboly~」は 異端の演劇人『高橋』と『如(ニョ)』が、逗子の地に拠点を構えたのを機に設立した新進ユニット。SF、時事、歴史モノなどのジャンルを得意としてきた二人ですが それらが混淆した独特の世界観の表現を目指しています。『不完全変態』は、予定調和としての完成を捨て、常に意表を突き、創作姿勢を更新し続けることを志して命名したものです。

主宰の高橋さんと如さんは高校生の頃からの知り合いで 高橋さんはその頃から演劇を志し、都内や神奈川県の様々な劇団に役者として参加していました。 如さんは謎の存在です。経歴も謎、ZAF参加の動機も謎、とにかく全てが謎の演劇人です。 今回ご出演のもう一人は、ベッカムさん、横浜の「劇団やぶさか」所属の女優さんです。

昨年高橋さんが、主催していた劇団!王子の実験室が逗子アートフェスティバルに参加したのがきっかけで、 メンバーを変え、今回も参加しようということになったそうです。

Cold War II~昭和110年の冷戦、どのようなことからこのストーリーが出来上がったのかうかがいました。~2035年問題というのがありまして、人口の3分の1が高齢者になるとから生じる諸問題のことなのだそうです。 ちなみに、2035年は昭和110年にあたります。 この頃、団塊の世代はすべて75歳以上となり、大量の後期高齢者が溢れる状況となります。 米ソ冷戦が真っ盛りだった頃に彼らは産まれ、中年期の半ばまでそれは続きました。 学生運動や反戦活動に青春を捧げた方も多く、彼らは強烈なノスタルジーとともにその時代を記憶しているのではないでしょうか。 彼らの中に焼き付けられた世界観が、そのまま介護施設に持ち込まれたらどうなるだろうか。 これが今回の試みです。

みどころは?~ 西棟を率いる老人(通称ホワイトハウス)と、東棟を率いる老人(通称クレムリン)が対立し合う施設で、人手不足のなか振り回される介護スタッフたちの七転八倒をお楽しみ下さい。 非現実的ともいえる設定の中、未来の介護士たちが経験する苦悩を垣間見て、「そんな馬鹿な」と笑って頂けると嬉しいです。 しかし、それが2035年のリアルなのかもしれません。

詳細は ZAF2022HP

または facebook   Cold War II~昭和110年の冷戦  をチェック!

事前予約制、お申し込みは メールで   fukanzengroup@gmail.com

※氏名・人数・連絡先(メールアドレス、電話番号など)をご明記下さい。 観劇料は1,000円 とワンドリンクです。

最後にリスナーさんへメッセージ

~逗子海岸のシネマアミーゴにて、11月5日19時開演。1時間程度のお芝居です。 終わった後には、バータイムとなります。 コロナ禍の最中ですので、実施できるかは社会情勢にもよるのですが・・ 役者さんともお話できたり、飲みに行くついでだと思って、気軽にお越し頂くのもアリです。 皆様のご予約をお待ちしております。