2022-12-14 水
「どろろん ようかいの森 サンタクロースがやってきた!」児童文学作家の南田幹太さん
今日のゲストは逗子在住・異色の児童文学作家の南田幹太さん これまで「ぼくの師匠はスーパーロボット」「Surf Boys 伝説になった12歳の夏」 「ママがブタになった日」を番組でもご紹介させていただき これらの本、逗子の図書館にもありますが いつも貸し出し中だそうですよ。
今回 早くも4作目「どろろん ようかいの森 サンタクロースがやってきた!」が文研出版 から発刊!小学低学年からの「わくわくえどうわ」です。手に取ってみると・・クリスマスまでに 子どもたちに読みきかせたいような内容です。
まず出版にいたるきっかけをうかがうと、「3,4年前に書いて温めていた内容だったのですが、この本は、ツイッターでたまたま見かけた文研出版の編集者に思い切ってメッセージを送ったことから、出版が動き出しました。最初にメッセージを送ったのが、今年の2月22日です。クリスマス前に出版できたらという思いはありましたが、まさかそれが実現するとは思いませんでした。見ず知らずの無名作家の作品を採用してくれた編集者の勇気に感謝しています」と
サンタクロースとようかい?という意外な結びつきと思いましたが、南田幹太さんは「世界の最初にクリスマスを迎えるのは、太平洋に浮かぶキリバスだそうです。他にも日本よりも先に日付が変わる国はいくつかあるようですが、人口の多い国では日本がもっとも早くクリスマスを迎えるのではないかと、ある日、思い付きました。 そうなるとサンタクロースはまず最初に日本に来てもおかしくはありません。最初に大きな仕事を終えてしまおうと考えるかもしれないからです。 また最初に日本に来るならば、23日に来て一泊して休養を取ってからイブを迎えるのではないかと思いつきました。これがこの本を書こうと思った、最初のアイディアです」
そして「もし23日にサンタが来るなら、どこに来るのでしょう。人間にバレてしまってはなりませんから、人間以外のコミュニティーに頼るのではないか。そう思い、ようかいの森を考えました」
そうなんです。ようかいの中でもヤマンバ、アマノジャクが今回主役、そのほか、雪女、カラスてんぐ、一つ目こぞう、赤おに、青おに、カッパ・・など登場!
「ようかいの森に来たら、何をしたいか。サンタさんの顔は赤ら顔です。もしかしてお酒が好きかも、さらに温泉も。ということを次に思いつきました。 こうして物語の骨格ができてきたわけです」と。
そして、絵本作家、グラフィックデザイナー、イラストレーターとして活躍中の広瀬克也 さんの絵も楽しいですね。
「どろろん ようかいの森 サンタクロースがやってきた! 」
作: 南田 幹太 絵: 広瀬 克也 出版社: 文研出版 クリスマスイブの前の日、ようかいの森でサンタさんをもてなすかんげい会がひらかれていた。おもてなし係のヤマンバのアイディアで、たいへんなことが起こってしまい…。ようかいたちのワクワクドキドキなお話がはじまります!
今後逗子の図書館にも入る予定です。
カナダ在住の作家・ハナザトさんから 本を読んだ感想などツイートいただきました。
最後に南田さんは「子どもたちが本を手にした時に、わくわく どきどき 期待しながら読んでほしい、そして最後にあー楽しかった、と本好きな子どもが一人でも増えてくれたら」と 作家としての想いをお話しくださいました。
最後のオチに注目!
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