2023-3-1 水
「音のないフェスティバル」逗葉ろうあ協会会長・黒崎信幸さんと手話通訳士・本多よし江さん
「音のないフェスティバル」は 3月5日(日)10時~14時 逗子市民交流センターフェスティバルパークで開催!今日のゲストは 逗葉ろうあ協会会長・黒崎信幸さん 手話通訳士の本多よし江さん。本多さんは 私の横で黒崎さんに手話通訳をしてくださいました。25,6年前から手話をされているのですが 大切なのは「伝えたい気持ち」と・・
前回 2021年の1月に映画「咲む」上映会について お二人」にご出演、結局上映会は延期になってしまいましたが 翌年に開催、私もこの映画を観ることが 出来てよかったです。当時のブログから振り返ると・・番組終えたあと黒崎さんが「ほっとした」と手話で・・また「7歳の時から聞こえないのでラジオは無縁、別世界だと思っていた、いい記念になった」と笑顔を見せてくださいました。
さて「音のないフェスティバル」の開催にあたって・・
手話言語条例は全国で465自治体が制定、神奈川では神奈川県だけ、市町村はゼロ。逗子市、葉山町でも手話言語条例が必要だと多くの人に知ってもらいたいと「音のないフェスティバル」を企画しました。 また 足を怪我すると車椅子の肢体障害者の疑似体験が出来るが、聞こえない苦しみは経験する機会がないので、音・声をシャットアウトしたイベントを考えました。会場では音・声を一切排除するのは「耳の聞こえない」人達の日常を表したもの。 聞こえる人が日常において音声の恩恵に気づき、聞こえない人達の手話が大切か理解してもらえればと企画の趣旨を伝えていただきました。
手話言語条例の制定を目指す意義としては・・
聞こえる人は音声日本語で生活していますが、音声言語を聞いたことのない人は自然に手話で気持ちを伝えあいます。 聞こえない私たちの母語は手話ですので、夢を見るのも「手話言語」です。 過去には手話を「手真似」と蔑まされ言語、言葉の差別を受けました。私達の住んでいる街で手話は言語である事を認めてほしいのです。
当日のプログラムですが
市民交流センター会議室で ・簡単な手話教室 ・絵本手話語り
フェスティバルパークで ・音のないダンス発表会 →最初出演者から「音楽がないと踊れない!」と言われましたが、聞こえないダンサーも混じっています。この事を理解したダンス教室の方は音楽を排除されました。
市民交流センター会議室にて「咲む」上映会 ①12時~ ②14時半~ →聞こえない女性が主人公の映画「咲む」は昨年上映して好評でした。見逃した人達から見たいと言う要望が多かったので二回上映を決めましたが著作権の関係で映画だけは声や音楽はそのままです。
市民交流センター会議室で・相談コーナー ・機器展示会
また フェスティバルパークでの出店→ ・駄菓子屋cas!ca ・アリガヤ ・スターバックス コーヒー ・スズキヤ逗子駅前店 ・おでん大学 ・フリーマーケット など。趣旨に賛同し出店してくれるお店の方は手話の出来ない方がほとんどですが 身振りや筆談など知恵を絞ってお客さんとコミュニケーションしてくれます。
最後にリスナーさんへ のメッセージいただきました。
耳を塞いで「聞こえない」状況を作ることは出来ますが、長時間の「聞こえない生活体験」が出来るのはここだけですし、日本はおろか世界でも初めての試みだと思いますので、のどかな春の日差しを浴びがてら足を運んで下さい。 「音のないフェスティバル」を音声放送でお知らせすることは矛盾していますが・・・ テレビ局に取材したら…と声をかけたところ「音のない放送は放送法で出来ない。」と言われました(笑)
リスナーさんからTwitter「私も小学校のころ 手話を学校で勉強しました。手話をしながら歌って近所の公民館で披露したのを思い出しました。学ぶきっかけがあれば もっとコミュニケーションがとれて広がっていくだろうと期待しています。今後のご活躍応援しています」
「音のないフェスティバル」は 音のない世界を皆さんに知ってもらいたい。 手話が言語であることを皆が知ってもらうこと、そして手話言語が当たり前な社会を目指し、企画をしています。 普通のお祭りですが、会場内は声はなし、身振りや筆談・手話で楽しむお祭りです。 3月5日(日)10:00~14:00 場所 逗子文化プラザ市民交流センター・フェスティバルパーク 参加費 無料
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