2023-7-4 火

ダイビングショップ NANA 森田雄也さん

第1&3火曜日は葉山町提供「わっしょい!葉山」 今年度の「わっしょい葉山」のテーマは「はやまエシカルアクション」です。

今週は ダイビングショップ NANA の森田雄也さんをゲストにお迎えしました。

                  

ダイビングショップ NANA のHPを見ますと「海を通してみんなで幸せな時間を」というコンセプトとともに 素敵な海中の映像が流れてきますね。

森田さんは4年前に水族館で働きたくてライセンスをとったのがダイビングとの出会い、2022年の4月からダイビングショップNANAのスタッフに。来ていただくお客様に海の魅力や生物の美しさを知っていただけるきっかけになるような水中ガイドをおこなっています。 葉山の海に 毎日入っても同じ光景は見ることはできず新たな発見やきれいな生物との出会いがあるのが 海の魅力と話します。

海の環境の変化についてもお話くださいました。地球温暖化で南の魚、アカホシカワレエビ、アマミスズメダイなどが冬をこしている。海藻が少なくなり 海藻を隠れ家にしていたチャガラ、キヌバりの姿が絶滅に近い状況になってきています。

そんななか、NANAでは危機的な状況にあるアオリイカを守ろうと、木の枝で作った産卵床を海底に設置する取り組みを行っています。ダイバーとして町に少しでも貢献できたらという思いもあると語ってくださいました。

アオリイカの産卵床設置の具体的な海での作業流れについて伺いました。産卵床を設置したのは4月4日。産卵床の材料になる木はHFC(一般財団法人葉山の森保全センター)から提供されました。木は「支障木」を使うそうで、支障木とは簡単にいえば生活に支障が出る木のことで、車道や歩道に張り出してしまった樹木や台風などにより倒木の恐れがあるものを指します。現在は すでに卵が孵化して赤ちゃんイカが生まれているそうです 。NANAのHPにある6月30日の森田さんが記したブログからアオリイカの赤ちゃん(1センチくらい)の写真もあります。

その他、漁協の方と協力をして海藻減の原因であるウニ対策としてウニつぶしや、ウニの回収をして近隣の飲食店の畑に堆肥として渡すなども。

最後にリスナーさんに「この夏海に行く機会もあるかと思いますが 海岸でゴミを見つけたら 少しで構いませんので拾って持って帰ってください。みんなでやればきれいになりますので ぜひお願いします!」

これまでのわっしょい!葉山については こちらでお聴きになれます。