2023-8-30 水
小学生を守る事前防災アプリ”ずし防くん”逗子市商工会女性部ハッピープロジェクト・北川淡美さんとアプリ制作を指導・北川誠二さん
小学生を守る事前防災アプリ「ずし防くん」が 9月1日防災の日に公開されます。 逗子市商工会女性部ハッピープロジェクト担当北川淡美さんと アプリ制作を指導された、塾講師の北川誠二さんをスタジオにお迎えしました。
ハッピープロジェクトとは、逗子市商工会女性部が 逗子にあるたくさんの幸せハッピーを伝え 魅力を知ってもらうために立ち上げたプロジェクトです。
逗子は海や山に囲まれた とても魅了的な場所ですが 土砂災害や津波の危険のある土地です。 登下校中や子供たちだけで遊んでいるときに、もし大きな地震が発生したら、どこに逃げればよいか、どのように行動したらよいか 、ハザードマップを見ただけで は小学生は読み取ることが難しいのでは・・そこで子供たちが危険箇所など調査し、アプリを作ったら身近に考えられるのではないかと思い作成に至りました。 また今回の防災アプリを製作するにあたり、逗子市商工会女性部のみなさんは宮城県の南三陸町を視察したとのことです。
「ずし防くん」は 事前防災アプリです。 震災や土砂災害に備え、事前に家族やお友達などと防災について話をするきっかけをつくるものです。 このアプリは災害発生時に 逃げ場所が決められるAI的なものではなく また避難所や危険箇所も表示されていないものがあるので ハザードマップや実際にまわってみて自分の目で確かめてほしいです。
そしてなんといっても、小学生が自ら学区を歩き 調べ 防災に備えたアプリが完成したこと、 これまでの過程と子どもたちの様子について 教えていただきました。
まず夏休みに入ってから各学校ごと調査を始めました。 保護者、市議会議員の服部さんやハッピープロジェクトのメンバーが一緒に調査しました。 もうこの時点で防災の意識は変わってきていると感じました。 猛暑の中子供たちは頑張ったんです! 津波が来たとき どの道を通るのがよいか またがけ崩れが発生しそうな場所 避難所など地図やタブレットを見ながら調査しました。 ここで地震がきたらどこに逃げればいいか いつもここに習い事に来てる。 津波がきたらどこへいけばいいのかなあ など実際に逃げる場所を確認しましたが とても頼もしかったです!! あと避難所の情報を調べてきたり、、 学校ごと どんな内容のアプリにするか子供たちが決めました。 なので5校それぞれ個性があります。 アプリ制作は簡単ではありませんでしたが 一生懸命取り組みました。 友達同士教え合ったり1人 モクモクと作ったり。 またキャラクターを作ったり。
そしていよいよ 9月1日に ”ずし防くん”が公開されます。 アプリの使いかたは? 9月1日に各小学区に配られるプリントに掲載のQRコードを読み込むと ずし防くんが出てきます。 ずし防くんがアプリ使用の注意点を言います。 その後逗子全図の中から各小学校区の場所をタッチすると それぞれの小学校区の拡大図になります。 戻るボタンをタッチすると 逗子全図に戻ります。 逗子小学校区は 津波が来たとき緊急避難所がいくつかあげられています。 そこをタッチするとおおよそ小学生の足でたどり着く範囲が円で表示されます。
沼間小学校区は 避難所が□で囲われているのでそこをタッチすると避難所の情報が表示されます。 久木小学校区は キャラクターのマーくんと土河童が津波と土砂災害の避難所を案内します。 小坪小学校区は 津波の危険がある場所で任意の場所をタッチすると そこから5分以内の避難場所が表示されます。 池子小学校区は 土砂災害の危険がある場所に感嘆符( ! )をタッチすると 土砂が流出する可能性のある場所が表示されます。
アプリは逗子市内にお住まいの小学生とその保護者が対象ではありますが どなたでもご覧いただけます。逗子市商工会などに置いてあるチラシのQRコードから。子どもたちの作ったキャラクターも見てみたいなー
最後に北川淡美さんから「 私たち 逗子の女性経営者として 地域の子供たちの安全を守り 安心して暮らせるまちづくりを今後とも続けて行きたいと思ってます。 ご一緒に活動して頂ける方がいましたら、お待ちしております。」
さて今回の“ずし坊くん”を制作した子供たち8人が、9月18日(月祝)に横浜国立大学で開催される内閣府主催の『ぼうさいこくたい子ども会議2023』に参加し、パネルディスカッションすることとなりました。入場・参加無料です。詳細は「ぼうさいこくたい」で検索