2024-1-31 水

「第8回 逗子復幸男女決定戦」逗子災害ボラバスターズ・高作玄晃さん

「第8回逗子復幸男女決定戦」2月11日に開催されます。逗子災害ボラバスターズメンバーで会場となる法性寺副住職の高作玄晃さんにお越しいただきました。

                  

逗子災害ボラバスターズは 2012年の4月に発足しました。 東日本大震災が2011年に起こり、当時、たくさんのボランティアバスツアーが企画されました。そのバスツアーに参加した有志が集まり、自分たちでも被災地の応援を続けようという思いで発足しました。 この12年間の主な活動は4つ、被災地へのボランティアツアーの企画、伝えるバンド活動、支援する物品販売、福幸男女決定戦、です。

被災地へのボランティアツアーは、岩手県、宮城県、福島県と、様々なところに伺いました。最初の頃は、力仕事や、仮設住宅支援。時間が経ち、そういった活動が落ち着いてきたら、震災後に現地で新しく生まれたNPO活動のお手伝いなどを行ってきました。 伝えるバンド活動は、被災地で学んだことを色々な人に伝えたいと、「バスバン」という復興支援のバンドを作り、逗子市内のたくさんのイベントで演奏し、被災地のことを伝え、募金を集めて被災地に送る活動を行ってきました。 復興支援の物品販売としては、宮城県女川町の物産を取り寄せ、逗子市内のイベントでたくさん販売させていただきました。 そして2015年には、津波から逃げることを伝えようと、逗子福幸男女決定戦という取り組みも行うようになりました。

「逗子復幸男女決定戦」は 今回で8回め、 津波からいちもくさんに高台に逃げる!ということを伝え続けるための取り組みです。 震災後に伺った宮城県女川町で、「復興男」という、津波から避難する競争が行われていることを知りました。それをぜひ逗子でもやりたいと企画をして、女川のイベントに正式に公認をいただき、逗子での実施を始めました。 津波は時速30キロの速さで来るといわれています。 来る前に自分の判断で、安全な高いところに上る。 頭よりも体で覚えてもらうことが一番と考え、そしてこれを地域の行事として行うことで、意識づけをしていきたいと、実施しています。

コースですが  距離200m、標高差21mの坂道を、年齢や性別で部門別に分かれて駆け上がっていただきます。 前半はまだいいのですが、後半で急激に角度が変わりまして、荷物を満載した配達のトラックは止まり、電動アシスト付き自転車も音を上げそうになる角度です。 がんばってください。

                 

先日、ポスターを逗子市内各所に配りました。 また今年は、小学校でも生徒の皆さんにお配りしていただきました。会場になる久木の法性寺の掲示板や、フェイスブック・ホームページにも掲載しており、関係者のSNSでも鋭意拡散中です。 そちらのポスターに記載のEメールアドレス、またはお電話で

Eメール busbanred@gmail.com     担当服部さん 080-5095-5763 

令和6年2月11日(日・祝)10時~12時 雨天決行    会場は 法性寺 (逗子市久木9-1-33)

◎復幸男決定戦(中学生以上)一番福・二番福・三番福を決める 定員30名・予約

◎復幸女決定戦(中学生以上)一番福・二番福・三番福を決める 定員30名

◎復幸児童決定戦 (小学1~6年生)一番福・二番福・三番福を決める 定員30名・予約

◎復幸ラン:速さに関係なく頂上まで登り、一年の福と被災地の復興を願います。全ての世代の男女、どなたでもご参加いただけます。 定員なし 当日参加Ok

参加費 無料 です。

最後にリスナーさんへメッセージ

現在ボラバスターズの仲間が、一昨日から現地へボランティアへ行っております。今夜帰って来る予定です。 また二月末にもボランティアツアーの企画をしておりますが、ご存知の通り「警報級の大雪」という予報もありましたし、道が寸断されているという情報もあり、広く募集をかけにくい、私達自身も躊躇してしまう、という現状があります。 またお仕事や、私もそうなのですが子育て中ですと「自分が三日間か四日間抜けるのは難しい」という状況から、悶々としている方もたくさんいらっしゃると思います。 しかし今回、積雪や道の崩落が多かったことから、災害直後の自衛隊の活動がピックアップされました。また自衛隊出身の芸人さんの発言も大きな情報でした。逗子市の消防署の皆様も応援に行っていますし、小耳に挟んだけなのですが警察の皆様も応援に行かれているそうです。 そう考えると、今は特別なことはできなくても、毎日の生活を続けて、たくさん働いてたくさん税金をおさめる、子育てしてれば特別な買い物しなくても生活用品買っているだけでどんどん税金がおさめられます。 それだけでも被災地支援につながっていきます。

今、具体的な支援に参加できなくて悶々としている方もたくさんいらっしゃると思いますが、現地に行く、寄付をする、今の生活を精一杯送る、どれも立派な支援になります。 次は逗子が被災地になるかもしれません。 救援が来るまでの大体三日らしいです。まずは三日間生活できるご準備を整えてください。避難所に行くパターン、ガラスの飛び散った自宅で生活するパターン、しっかり想像してご準備してください。その準備をしたうえで、今しっかり生活していれば今の被災地にも、未来の被災地にも支援に繋がるということを心に刻んで、毎日をお過ごしいただきたいと思います。