2024-2-29 木

動物介在セラピストの池田淑美さん

TAC21提供「湘南日和」

今日のゲストは、ロコママネットワークスの上田香織さんからのご紹介、 動物介在セラピストの池田淑美さんです。

                 

一般的にアニマルセラピーと呼ばれる動物とのふれあい活動で、池田さんは「ドッグセラピー」を行っています。セラピードッグの「そら」と共に活動していて、池田さんもそらちゃんも、それぞれ勉強やトレーニングを行い、資格を取得しました。 現在は、主にボランティアとして、久木会館で月1回開催される「みんなのカフェ」、小学校の支援級や放課後の遊び場、フリースクールや放課後デイサービス、高齢者向けのデイサービスや障がい者サークルなどに定期的にそらと訪問し、ふれあってもらっています。

               

白くてふわふわのワンちゃん、かわいいですね~ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリアという犬種で、そらちゃんは2020年4月生まれなので、もうじき4歳とのこと。

そらちゃんと池田さんの出会いについても伺いましたよ。

池田さんご自身は、元々、大学では臨床心理学を専門に学んでいて、卒業後は学生相談などの仕事をしていました。結婚や妊娠・出産、ご主人の転勤で休職していた時期もありましたが、逗子に定住してから、私立の中学・高校でスクールカウンセラーとして20年間勤めていました。 その経験から、逗子社協の福祉教育の一環として、市内の中学生に発達障がいや認知症について講義する福祉授業の講師もしていて。そのときのメンバーから「ドッグセラピー」について聞きました。そらちゃんが来て、一緒にお散歩したりと生活は豊かになったけど、この子と何かできたらもっと楽しいなと、すぐにアニマルセラピーの協会で私もそらもトレーニングを受け、私は2021年6月、そらちゃんは12月に認定してもらったそうです。

ドッグセラピーという活動を通じてのエピソードについてお話いただきました。

「デイサービスで認知症が進んで言葉が強く出ちゃう方が、そらを膝に抱っこしているときだけは「かわいいねー」とそらに集中してくれたり、心の病気を患っている方がそらを撫でながら「そらちゃんを撫でているときが、どんな治療薬より一番気持ちが落ち着く」とおっしゃってくださったり、気持ちがつまづいてしまっている子どもが月1回会えるそらとの時間を楽しみにしてくれたり、昔噛まれてずっと犬が苦手だった方がそらのことは触れて感動してくださったり、いろいろあります。 あとは、日頃のお散歩で出会う、小さなお子さんから高齢者まで、たくさんの方がそらをかわいがってくれて、地域の知り合いもたくさん増えました。“犬は人をつないでくれる“と、私もダイレクトに感じています」

そらちゃんとのふれあいを通して、今後の夢は?~子どもたちが心豊かになる時間が増えたらと思っていて、小学校・中学校の特別支援級での活動などを増やしていけたらと思っています。 夢は、「セラピー犬そら」という絵本を作れたら、活動に行けない遠方の人たちにも絵本を通じてこの活動を知ってもらえるかなって。これは夢ですね(笑) 地域でそらと私で役に立てることがあればと活動していますが、逆に私たちを生き生きとさせてもらっているなと感謝しかないです。今後もボランティアとして、さまざまな場所で活動していきたいです 。

そんな池田さんの「私の健康法」は?

~フィットネスクラブやストレッチ教室に、週に何回か通っていて、“いとわず動ける体”にしておきたいと思っています。

さて「そらちゃんに会ってみたい!」とき 月1回、久木会館で開催されている「みんなのカフェ」にお越しください。ランチやワークショップもあって楽しいですよ。次回は、3月28日木曜日です。みんなのカフェは 11時半~16時まで  そらちゃんがいるのは 13時半~14時半 

「みんなのカフェ」、インスタグラムもありますよ。