2024-3-27 水

「第32回葉山芸術祭」企画・ピアニストの萩生哲郎さんと企画・主催の仲條誠司さん

今年の葉山芸術祭は 4月20日(土)~5月12日(日)まで開催。 今日のこの時間は プレイベントとして4月13日(土)開催の 旧東伏見宮別邸で聴く<1914年> 企画・ピアニストの萩生哲郎さん そして最終日の5月12日(日)開催の 「ピアノで結ぶ小さな音楽会」企画・主催の仲條誠司さんを スタジオにお迎えしました。

               

旧東伏見宮別邸で聴く<1914年>

 会場の、葉山にある洋館「旧東伏見宮別邸(イエズス孝女会修道院旧館)」は1914年に竣工した歴史ある建物ですが、その竣工した年にちなんで、「1914年」にまつわる作品を集めました。 1914年といえば、第一次世界大戦が勃発した戦乱の年ですが、この年に生まれた作品はピアノ曲だけでも大変に豊かな内容で、それだけで一つのコンサートが開催できるほどの質量があります。それに加え、1914年に生まれた作曲家の作品、さらに、現在放映中のNHKの朝ドラ「ブギウギ」のモデルにもなっている、1914年生まれの歌手・笠置シヅ子のヒットナンバーをピアノ連弾で演奏予定です。(ソロ演奏も)

一緒に出演していただく杉浦菜々子さんは、日本人作品を得意し、録音も多数リリースするなど、精力的に活動されているピアニストです。

そして、建築がご専門で、関東学院大学で教鞭をとられている日髙仁さんと、日髙研究室の学生の皆さんに建物のガイドをしていただき、さらにコーヒーを振る舞っていただくサービスも予定しています。

                

「プレイベント」として4月13日(土)開催。

開場・建物見学13時、コンサート14時開演         ふだんは入れない洋館に入れるチャンス、ぜひ建物を見てください。ご都合のつかない方は5月1日から配信もあります。

つづいて「ピアノで結ぶ小さな音楽会」は 5月12日(日)逗子の結・YUIコミュニティホールでにて

企画の仲條さんは 初の芸術祭参加、そのきっかけについてうかがいました。

学生時代にピアノの魅力にとりつかれまして、以来、音色や楽曲はもちろんですが、ピアノがある空間だとか、向き合う演奏者の姿や感性、醸し出す世界観までがとても好きで、自分でも趣味で弾いたり、仲間と弾きあったりしてきました。3年前に、憧れの葉山に転居して来まして、その時初めて葉山芸術祭のことを知りました。葉山の街が来年、町政100周年を迎えるにあたり、記念すべき節目の芸術祭に、是非ピアノの音楽会を企画してみようと思いました。学生時代のピアノ仲間や、芸術祭実行委員会の方々の絶大なるご協力があり、開催に漕ぎつけることができました。

                

『ピアノで結ぶ小さな音楽会』というタイトル通り、大好きなピアノを通じて、音楽を愉しみながら、ピアノが好きな人たちの、交流の場づくりができればと考えています。 ピアノを弾く人と聴く人が一緒に楽しめる音楽会、アートと音楽が交わる音楽会、地域を超えて交流が深まる音楽会、そんな音楽会にしたいと思っています。 クラシックあり、懐かしいJPOPあり。ジャズあり、オリジナルあり。ソロあり、デュオあり、アンサンブルあり、13名全20曲。発表会でもない、演奏会でもない、葉山芸術祭のオリジナルな音楽会にしたいと考えています。

チケット無料

番組内では・・先日ご逝去されたピアニスト、ポリーニさんの追悼を込めて

ショパンエチュードOp10-1、と バラード第1番 をお届けしました。

さらに萩生さんは5/11(土)に行われる、葉山芸術祭の参加企画「リズムフュージョン 未来の企画」にも参加することになりました。

               

最後に仲條さんから・・

『ピアノで結ぶ小さな音楽会』ゲストとしまして、葉山を拠点にご活躍されているピアニストのエッガー・みゆきさんと、サックス奏者の山口三平さんがご出演されることになりました。 皆さん、お二人の豪華なJAZZセッションを、楽しみにしていてください。 また、湘南のフォトグラファー 3名による写真展を同時開催することになりました。葉山をテーマにした素敵な作品と音楽のコラボレーションをお楽しみください。

いずれもチラシに掲載の連絡先へ また公式プログラム、葉山芸術祭のHPなどをご覧ください。

葉山芸術祭は今年第32回なのですね。ビーチFM開局当時からいろいろご紹介させていただきました。

2005年~スタートしたこの番組も今日と明日のみ。 これまで毎年葉山芸術祭についてご紹介させていただき私も楽しみにしていました。そのフィナーレという意味も込めて・・