2021-8-5 木

鶴岡八幡宮 鎌倉文華館鶴岡ミュージアム・阿久津 卓也さん

今週のモアナサポーター・本田むつみさんからのご紹介、鎌倉にあります、鶴岡八幡宮 鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム担当の阿久津卓也さんにお電話インタビュー。(写真は鶴岡ミュージアム)

                 

「ぼんぼり祭り」についてお話いただきました。

立秋の前日から8月9日までの間に開催されるお祭りで、本年は6日よりの4日間開催されます。「ぼんぼり祭り」は名前のとおり境内の参道や御本殿に続く大石段の両脇にぼんぼりを設置し、日没と共にろうそくで1つ1つぼんぼりに灯りが灯されます。 ろうそくを持った巫女により、境内すべての雪洞に灯りが灯されます。

今年はおよそ 400基のぼんぼりがあるそうです。ぼんぼりの書画は、鎌倉に縁のある方にお願いして奉納していただいております。中には芸能人の方や諸名士の方もいらっしゃいます。 昨年は竹中直人さんや、養老孟司さん 中島千波画伯による書画もありました。

私も昨年楽しませていただきました。鈴木英人さんの作品も!

「ぼんぼり祭り」の始まりは1938年 昭和13年です。今回で83回目 を数えます。当時鎌倉ペンクラブの会長、久米正雄さんをはじめ とする鎌倉在住の鎌倉文士と呼ばれる名士のご協力によって始められたものです。

雪洞を掲揚する行事だけではなく、実は「夏越祭」「立秋祭」「実朝祭」という神事が中心に構成されているんです。8月6日は「夏越祭」 この祭典は夏の終わりに行われる祓いの神事で、源平池畔で古式祓神事が行なわれた後に茅の輪をくぐり、無病息災を祈ります。 祭典では4名の巫女による夏越の舞も奉納されます。8月7日は「立秋祭」 昭和25年より始まった、夏の間の無事を感謝し、稔りの秋の訪れを祝う祭典です。 8月9日は、「実朝祭」。実朝の誕生日に行なわれる実朝祭に書画を奉納した事にはじまっています。       

鶴岡八幡宮境内の鶴岡ミュージアムでは8月22日まで 特別展「雪洞100選」が開催されています。ぼんぼり祭が始まった昭和13年より昨年に至るまでの歴史などが反映された雪洞作品100点を、一同に見る事ができます。 開館時間は10時~16時半まで、ぼんぼり祭期間中は18時まで開館しております。

ぼんぼり祭は明日の6日から9日までの開催。雨天時はぼんぼりの点灯は致しかねますのでご了承下さい。

詳しくは 鶴岡八幡宮HPをご覧ください。   

そんな阿久津さんにとっての 好きな湘南とは?

   ~「鎌倉の歴史と町並みです。」