2021-8-19 木

平和の語り部 ・高徳えりこさん

本日のモアナサポーターandie♪さんからのご紹介。ゲストは平和の語り部 高徳えりこさんです。

高徳さんは、平和の語り部として、神奈川県を中心に、今まで約2千人の子ども達に平和学習の語りをしています。ずし平和デーに参加するようになったのは3年前からです。

太平洋戦争末期に始められた特別攻撃、特攻について語っています。

                                                                     

ここに、↑平和学習のもとにしている、ノンフィクションの本があります。 表紙には5人の少年飛行兵がうつっていて、そのうちの一人が、高徳さんの伯父さまです。17、18才の少年たちが特攻で命を散らさなければならなかった時代背景などを紹介し、平和を考えるきっかけになるような内容をお伝えしているとのことです。

高徳さんがこの写真に出会ったのは偶然のこと・・戦後70年という節目の年に、インターネットで書籍紹介を見ていましたら、一冊の本に目が釘づけになりました。『ユキは十七歳 特攻で死んだ』という本です。表紙に映る5人の少年のうち、一人を見て、「あ、身内だ!」と直感しました。私の父や息子にもよく似ていたのです、と。

お送りした曲「レクイエム 私の伯父さん」ですが、高徳さんがこの本に出会った時、自然と歌詞やメロディーが浮かんできて、一つの曲になりました。平和イベントでレクイエムとして歌っています。

緊急事態宣言を受けて延期になってしまいましたが、本来なら明日、逗子市文化プラザさざなみホールでイベントを行う予定でした。前半は講演と弾き語り、後半は「少年飛行兵の笑顔」というドキュメンタリー映画を上映の予定でした。 同時上映の映画は「少年飛行兵の笑顔」、ドキュメンタリー映画で こちらは、佐賀県にある西往寺の住職さんに勧められて知った映画です。伯父の足跡をたどる慰霊の旅で訪れた時に、視聴させていただきました。5人の少年飛行兵の笑顔のわけを知りたいと、若い女性監督によって制作されたものです。特攻隊員の遺族や生還した特攻隊員の証言により構成された内容で、あの少年たちは、本当にいたんだと、実感してもらえる映画だと思います。

明日の予定は延期で、来年3月にあらためて開催の予定です。来年になりますが、入場無料ですので、ぜひいらしてください。

平和の語り部 高徳さんの活動については、インスタグラムで、「平和の語り部」で検索されるとご覧になれます。またYouTubeについては、「ハッシュタグ#特攻レクイエム」で検索されるか、

逗子市ホームページのずし平和デーのページに、「平和の語り部による朗読」という項目が作られましたので、そちらでご視聴いただけます。

次世代にも伝わるようにと、昨年の8月からインスタグラムも始めています。平和学習に関する発信の他、特攻で戦死した伯父について、遺族として知り得たことなども載せています。今年の5月には、伯父が特攻出撃した命日の日から、YouTubeの投稿をスタートしました。毎週、日曜日の朝ですが、特攻の時刻に合わせて公開しています。内容は、平和学習の元になっているノンフィクション作品『ユキは十七歳 特攻で死んだ』の朗読です。著者と出版社の協力を得て制作しています。

そんな高徳さんにとっての大好きな湘南は  葉山や逗子の海岸線です。富士山が望めた時は最高ですね。

※ずし平和デーは、そのほかイベントが中止、延期になっているもの、実施されるものありますのでご確認ください。